今日は文化会館に
ある講演を聞きに娘と二人で行きました
じつは昨年ここ須崎のある地区の
仏像がとても貴重なものだと発表されました
小さな集落の小さなお堂に祀られていて
住民のみなさんもご存じなかったようです
発見されたのは4年ほど前でしたが
研究者の方たちが盗難などの危険を考え
発表を控えていたそうです
作成者の仏師は湛慶(たんけい)
鎌倉時代に活躍した運慶(うんけい)の子供で
父らと共にあの東大寺金剛力士像などを
造った人です
そんなものが須崎にあったとは
こりゃ話を聞かないと!
という事で行ってきました
発見者である多摩美術大学の先生の話は
とても興味深く
(娘は途中寝ましたが、最後まで静かにしてました)
「大日如来の舞い」なるものも
実は地域のお年寄りには伝承されてたそうです
金箔もすべて剥がれ落ち
少し修復は必要との事でしたが
吊り目の優しそうなお顔
西暦1200年前後から
この土地を見守っていたという事実に
言葉にならないものがあります
私のプルプル震える
疲れた腕の中で眠る18kgの娘を
そっと見つめながらの講演でした(笑)
あっ、現在その仏像は
お堂の修理等である美術館で
保存されており非公開です
しばらくしてここ須崎に帰って来るそうです
その時はまたご案内します