皿鉢料理と親父の言葉

[作成日]2010.07.28  [ブログカテゴリー]食・レシピ

以前神奈川に住んでいた頃

高知で暮らす親父から言われた言葉に

こんなのがあります

「地域は大事にせんといかん!」

その時私の返した言葉は

「ごめん、全然興味ないからさ~」

ふとそんなことを

高知の郷土料理「皿鉢」(さわち)を見て

思いだしました(笑)

Img_3726

大皿にいろんな種類の料理が詰め込まれ

高く盛られた宴席料理です

土佐の食文化では欠かせないもので

配達してくれる仕出し屋さんなど

たくさんあるのです

また私が幼い頃には

地域の人が集まってお寿司を造ったり

貝を煮込んだりして皿鉢を完成させ

地域の人たちみんなで食べたのを覚えています

「同じ釜の飯」

「鍋をみんなで囲んで」などなど

親密になるキッカケは色々あると思いますが

もともとご馳走である皿鉢料理にも

そういった意味があるのです

今ではご馳走はどこにでもあって

個別に提供される小料理の流れできたと思います

ですのでこの先こういった囲むご馳走

しかも日本風で泥臭い?(時と場所にもよりますが)

そういったものが

また脚光を浴びると勝手に考えちょります(笑)

とりあえず

先日東京から帰省した妹に

熱く皿鉢について語っておきました(笑)

やっぱり親父に似てきたか・・・